子犬を新しく家族として迎える!!


準備
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まず心の準備です。決して衝動買いはしないで下さい。
   有名人が飼っているからとか、CMや映画で見たのが可愛かった等という理由で
   子犬を飼い始めるのは止めて下さい。
   犬と生活をするにはそれなりに経済的負担、時間などが必要になってきます。
   生後2ヶ月の子犬は人の1歳にも満たない赤ちゃんと同じです。
   いろんな悪戯もします。何でも口に入れます。とてつもない苦労がいるかもしれません。
  
もちろんそんな苦労なんてなんとも思わない程の楽しい事もたくさんあります。
   またどうしてその犬種が欲しいのかもう一度考えてみて下さい。
   ホントにその犬種は自分のライフスタイルにあっているのか、など考えてみて下さい。
   初めてその犬種を飼うなら実際に生活をしている人に質問するのもいいでしょう。
   もちろんブリーダーさんに聞くのもいいです。

   子犬を迎える前に理解しておいて欲しい事として

    T、お迎え当日は子犬を静かに見守ってやってください。
      長時間の移動など環境の変化により疲労が溜まっています。
      2〜3日間ぐらいはゆっくりと休ませてやって下さい。


      
U、お部屋の環境を整えていてください。
         子犬は好奇心旺盛です。何でも口に入れ遊びます。
         電気コードなどはまとめて悪戯しにくい環境にして下さい。

    V、ウンチは健康のバロメーターです。
      子犬の胃腸は弱く、下痢をしやすいです。
      食べすぎなどでも消化不良を起こし下痢をします。
      1日食事を抜いていて下痢が止まるようであれば問題ありません。
      しかし数日下痢が続く場合は獣医師の診断をお勧め致します。
        
      W 獣医師をさがしておいてください。
        動物病院を選ぶポイントとして
         保険制度に対応している病院にぼったくり病院は少ないでしょう。
         それは、どうせ素人にはわからないだろうと確信のないまま
         治療をして法外な料金を請求した場合、保険団体にもその請求を
         しなければならないからです。
         また病院にとっては保険制度は手間隙がかかり人件費も膨らみ
         手元に現金が入ってくるのも時間がかかり、
         メリットは少ないと思われます。それでも保険制度に対応して
         いるのですから良心的といえるのではないでしょうか。

         もちろんそれだけで優良な病院を見つけるのは難しいでしょう。
         近所の犬を飼っている方に評判を聞くのも良いと思いますし
         ブリーダーさんに聞くのも良いと思います。
         
         またセカンドオピニオンも一つの方法かもしれません
         日本の文化ではなじみにくいかもしれませんが
         アメリカなどの医療先進国では当たり前の事です。
         「獣医さんに質問しても丁寧に答えてくれない」
         「説明がわかりにくい」などの場合は考えてみても良いのでは。

         下記の三鷹獣医師グループなどでは無料の投稿による
         「第2の医師による相談」も受け付けています。
          http://www.pet-hospital.org/guidance9.htm
          
          
補足 分離不安症について
           子犬は突然に親、兄弟と離され住み慣れた場所を離れ、
           全く知らない人と生活を始めなければなりません。
           生後2〜3ヶ月の子犬は人間で例えると1〜2歳の子供です。
           1歳の子供を同じように急に環境を変えたらどうなるでしょう?
           想像できないほどの恐怖でパニックになるでしょう。
           子犬も同じなんです。言いようのない不安に駆られ
           身体にはストレスがかかります。このような状態を
           分離不安症といいます。下痢、嘔吐、食欲不振などの
           症状があるときもあります。また腸内のバランスが崩れるため
           寄生虫の発生も考慮しなければなりません。
           新しくお家に迎えた子犬は十分に休ませ、健康管理を
           しっかりしてやってください。
 

A 次に物品の準備です。
   必ず必要なものは
     トイレ(トイレシーツ)
     食器(食事と水)
     ゲージやサークル
     (ラブなどの大型犬では最低90cm×60cmは欲しいです。
      ダックスなどでは60cm×45cmぐらいはあった方がいいでしょう)
     ブラシ、コームなどのグルーミング用品
     タオル(ゲージの中に敷くもの)
     フード

     その他、リードやおもちゃなどもあった方がいいでしょう。

  ☆ フードについて
     当犬舎では、サイエンスダイエット、ロイヤルカナン、
     ニュートロ、プロプラン、ソリッドゴールドなど、数種類を
     個体の状態に合わせて使い分けています。
     子犬には特に合わない子を除き、プロプラン子犬用を使っています。

B 次に設置です。
   トイレは最初はゲージ内と外の2箇所に設置します。
   上記にも書きましたが生後2ヶ月の子犬は1歳未満の赤ちゃんです。
   1歳未満の赤ちゃんが、新しい家に来てすぐに
   自分でトイレに行く事など出来るわけがありません。
   子犬は同じ所でトイレをする事が多いです。
   最初はそこにトイレを設置します。そしてそこでトイレをし始めたら
   徐々に人が都合のいい場所にトイレを移動していきます。
   ゲージは家族が集まる場所に置いて下さい。管理もしやすいです。
  (夜遅くまでテレビや照明が付いている部屋は避けた方がいいでしょう)

   以上が準備です。子犬は突然親兄弟と引き離されパニックになっています。
   トイレが出来ないからといって怒ったりしないで下さい。
   また最初の数日は夜泣きもします。誰も知らない所に来て寂しくて
   仕方がありません。やさしくしてあげて下さい。
   そうすることにより子犬は早く家族の一員となります。